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訪局。

今日は、某在阪放送局さんへ。  ロケのお仕事ではなく、ちょっとしたお手伝いみたいなものです。

 こちらの放送局。いつもの時間のいつものチャンネルのいつもの番組のいつものコーナの海外ロケを担当させてもらってた所。  実は、この番組コーナーでの取材カメラがこの春から一部 JVC GY-HM650 になります!  諸事情で取材カメラの更新の必要があり、それで色々と私も意見を求められて、最後は HM650 に落ち着きました。  私と一緒にロケをして、HM650 と Final Cut Pro 7 との相性も良く分かっておられるディレクターさんの強い推薦も後押ししました。  一時は「このご時世に買うのだから この際4Kデジにしようか?」という話も上がっていたみたいですが、今4Kデジを買ったとしてもロケを4Kでやる訳でもなければ、ましてやオンエアが4Kになる訳でもありません。  4Kが主流になった頃に、今ある4Kデジを使うという算段にしても「その頃にはもっと良い4Kデジが出ていますよ」という私の一言が効いたようで、結局最初に私が提示していた GY-HM650 に決定しました。  今の4Kデジは、今4Kにする必要があるから“我慢して使える”のであって、そうで無ければわざわざ4Kデジを買う必要は無いと思います。  HDに絞り込んで選定した方が、選択肢はグッと広がります。  あと、今更 HM650!? と思う方もいらっしゃると思いますが、放送業界では丁度良いタイミングです。  今更、NXCAMの NX3 あたりが脚光を浴び始めているような業界で、未だに Z5J が主流の業界です。  HM650 は十分に先端を走っていると言えるでしょう。

 さて、放送局で購入された HM650 はせいぜい最初に時計が設定されたぐらいで、あとはデフォルト状態。  まずは、Final Cut Pro 7 にネイティブファイルで問題なく使える記録モードに変更。  さらに、ユーザーボタンをカスタマイズして、HM650 の機能アクセス性の良さを引き出します。  さらに、予め作っておいた手作りの「HM650クイックマニュアル」を同梱。  SONY HVR-Z5J などを使ったことがあるカメラマンなら、ほぼ初見で HM650 の操作は理解出来ると思いますが、それだけでは HM650 の良さは引き出せません。  クイックマニュアルで、さらに便利に HM650 を使える様に手引きして、このカメラを今後使っていく色々なカメラマンに気に入って貰えるように配慮しました。

<左が私のHM650、右が局で購入した物。バッテリーのサイズが違う。

 自分の HM650 も持ち込んで設定を比較チェックしながら、1時間ほどでセットアップを完了しました。  ちなみに、バッテリーは IDX SSL-JVC75 の大容量タイプ。  これなら3本で一日のロケは事足りるのですが、局では5本も買ったそうで………心強いです!(笑  ワイコンは、Zunow の WHV-077 ですが、気になったのは画面の左端。  ケラレという程には出てないのですが、少し陰があるように見えます。  もしかすると、液晶パネルのユニフォミティの問題かも知れないので、こちらは後日改めて外部モニターなどでチェックする事になりそうです。  そして、今日のもう一つの目的は、ご挨拶。  局内には会社員時代のロケでお世話になった方が、沢山いらっしゃいます。  このタイミングで少しでもご挨拶できれば……と思っていたら、望外の出会いが沢山。  一緒に過酷なサウジアラビアロケをさせて頂いた現プロデューサーさんや、私がENG駆け出しの頃に西日本中の温泉旅館をご一緒させていただいたディレク ターさん、コーナーのテイストを無視した突き抜けたロケをして後で怒られたり、その後の結婚式に「知ってて安心できるカメラマンにお願いしたいから」と式 撮影に呼んで下さった若手ディレクターさんまで、会いたかった方々と偶然にも数珠繋ぎ的にお会いできました。  もちろん、独立前に電話ではご挨拶させてもらっていたのですが、こんなにもすぐに再会できるとは、本当に嬉しかったです。  さらに、返り道では他局のディレクターさんと偶然の遭遇。  「独立されたって聞きましたよ~!」と向こうから見つけて下さり、短いながらも挨拶をする事が出来ました。  また、今日お邪魔した放送局さんでは、早速「タイムコード・ラボ」の名前で入館証を作る手続きを取って頂きました。  退職に伴い2日前に勤務先には入館証を返却したばかりで、ちょっと寂しく感じていましたが、また直ぐに入館証を、しかも「タイムコード・ラボ」の名前で作って頂けることに、感激してしまいました。  小さな事ですけど、独立して自分で全てやって行くこれからだけに、本当に1つ1つの出来事や出会いが、貴重で大切な事であると、実感しています。

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